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カラヴァッジョ展、ゴッホ展

   2020年はカラヴァッジョ展、ゴッホ展に行ってきました。今年は新型コロナウィルス感染の影響で美術館での展覧会が中止となっています。

ゴッホ展に関しては中止になる可能性が出てきたので2月29日に行きました。コロナウィルスの影響で美術館に足を運ぶ人が少なく?、ゆっくり観覧できると思っていましたが、皆様考えることが同じなのか作品の前には列ができる程の入場者でした。その数日後に展覧会の中止が決まり危うく見逃すところでした・・・。

その前に、カラヴァッジョ展に行ってきました。イタリアの画家、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610)。喧嘩っ早く、殺人まで起こしてしまい流浪することになります。38歳で亡くなるまで素晴らしい作品を描き続けました。

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今回の展覧会の中で私が魅かれたのは「法悦のマグダラのマリア」、神の教えを聞き身も心も落ち着き、うっとりしているようすでした。そして、「執筆する聖ヒエロニムス」、聖ヒエロニムスに対して髑髏が配置され、人の生と死を考えさせられた作品でした。17世紀バロック絵画の創始者。カラヴァッジョに影響を受けた様式の画家たちを「カラヴァッジェスキ」と呼ぶそうです。     

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ゴッホ展に行ってきました。オランダの画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)。画廊勤務や伝道師の仕事をして27歳のころに画家になることに決心しました。オランダでのハーグ派、パリでの印象派に影響を受けています。パリへ出た後印象派の影響を受け、色使いも一変し明るくなっています。今回の展覧会では「糸杉」が大きく取り上げられていますが、私は「薔薇」に興味を持ちました。サン=レミ診療院での最後の数日間の作品で自然や、健康快復への喜びが込められた気持ちが伝わる作品だと思いました。しかし、37歳という若さで拳銃で自殺してしまいます。ゴッホといえば「ひまわり」、アルル時代に7点あり、ゴーギャンとの関係が深く制作したそうです。日本の芦屋にも1点あったのですが空襲に遭い焼失してしまいました。残念・・・。(記:戎)

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