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DIALOG IN THE DARK (暗闇の中での対話)

目以外のなにかでものを見たことがありますか?

鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、土の匂い、森の体温、水の質感、仲間の声、乾杯のグラスの音、暗闇のあたたかさ、

そして暗闇の中での対話。

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「ダイアログ イン ザ ダーク」は1988年ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケ氏の発案によって発案された暗闇のソーシャルエンターテイメントです。

 

参加者は、完全に光を遮断した空間の中へグループを組んで入り、暗闇のエキスパートである視覚障害者のアテンドにより、中を探検し、様々なシーンを体験します。

最近では、熊本のある高校が、隣の視覚障害者の学校との交流に使われて成功を収めているようです。


全くの暗闇の空間では、健常者(この言い方は嫌いですが)と視覚障害者の価値観・立場が逆転してしまい、視覚障害者に助けてもらわないと前にも進めないのですが、助け合うこと・対話する重要性を覚え、視覚以外の感覚が研ぎ済ませれ、最後には暗闇にいる方が安らぎを覚えるようです。


主催者の一人が仲良くなった視覚障害者と自宅にいる際に、お風呂のお湯が溜まったか見にいった時、その視覚障害者に「お湯が溜まったかどうかも分からないなんて、あなたって不便ね。」と言われたそうです。

 

このダイアログの目的は、「目の見えない人の気持ちになってみて!」ということではなく、「参加者もアテンドも文化も出身も言葉も性別も年齢もそれぞれ違うけれど、そういった色んなギャップを一度横に置いて、暗闇でフラットに遊んで、お互いを知って、自然とお互いに助け合う関係性を広げたい」ということのようです。

 

 

近くでは、大阪で4月26日~6月18日まで、グランフロント内 積水ハウスの「フムスムラボ」の「対話のある家」内にて、「Gardening in the dark」が行われます。

 

一度、目が見えることで見えなくなっている感覚を見つけに行きませんか?

 

(第一設計室 芦口賢史)

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