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「グーグル建築」を知っていますか?

米グーグル発の独立ベンチャー「Flux」が「現在の半分のコスト、半分の工期」で建物を作る画期的な建築手法を2つ開発しています。いずれも現在のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデル)を越えたウルトラ”BIM”と言えるシステムになりそうです。

 

1つ目は、敷地に建物の”種”となるデータ(病院・学校・共同住宅など建物の用途が生まれるデータ)を置き、広さや高さなどを調整しながら設計を進める3Dモデル作成システムです。

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従来のBIMは2次元CADよりは自動化が進んでいますが、1つ1つの建物を設計者が設計していくことに変わりはありません。しかし「Flux」のこのシステムはある程度規格化された建物を、現場に合わせて驚異的なスピードで設計することを目指しています。

 設計者は、その”種”を作ることがメインの仕事になり、事務所やその人の特徴がその”種”に反映されそうです。

 

2つ目は、建築関係の法規制を都市の3Dモデルと連動させて、クリック1つで建築可能な3D空間を表示するシステムです。

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一般的には、敷地ごとに建築基準法やその地域の条例なども調査し、役所にも相談に行きながら設計を進めますが、それがクリック1つで建築可能な空間、いわゆる”鳥かご”が表示できるようです。

 

まだ試用版を実験しているようですが、1件当たり200ドル程度で使えて、コスト削減になるだろうと言われています。

 

便利になるのはいい事ではありますが、その分世間は、「建築って簡単に出来てしまうんだ」と思ってしまうでしょう。

低コスト・短納期の仕事が増え、設計・建築に関わる人達が疲弊してしまわなければよいが・・・と思ってしまう今日この頃です。

 

(第一設計室 芦口賢史)

 

 

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