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「みんなの学校」

みんなの学校

「みんなの学校」というドキュメンタリー映画を観てきました。

 

2014年公開ですが、公立小学校なのに障害者(と言われている)のこどもと健常者(と言われている)のこどもが一緒に授業を受け、誰一人見捨てない、という教育方針が先駆的であると話題となり、繰り返し上映会やシンポジウムが開かれています。

 

世界の教育の潮流は「インクルーシブ教育(障害の有無に関係なくこども達が一緒に教育を受けること)」になっています。

しかし日本では障害があれば他の生徒とは別の特別支援学校に入ります。やっと4年前に法律の改正で「本人の希望があれば(普通の学校に通える)」という文言が追加されましたが、家族が相当頑張ってサポートしないと入学が認められないのが現状です。

 

さて「みんなの学校」大空小学校では、周りの生徒が助ける、教室に担任だけでなく常に数人の地域の人々(サポーターと呼んでいます)がいることなどを日常とすることで、全校生徒200人のうち30人が障害(もしくは他の学校から見放された)の子が通うことが可能になっています。

 

大空小学校の初代校長木村氏は言います。

「障害を持った子を特別支援学校などに分けて教育することは、周りの普通の子供達が成長する機会を奪っている」

 

私が関わらせてもらっている障害者施設に今は壊れていますが小さいプールがあり、近所のこども達が泳ぎにきて自然と障害者と交流していました。その近所の方が言いました。

「私達のこども達は昔から障害者の方と関わっていたから、今でも障害者の方に全然偏見がないの」

 

この映画を観て思いました。

「障害者と健常者の教育を分けるのは周りが管理しやすい都合で、障害の人への偏見も周りの人の心の都合ではないか」

 

障害を個性ととらえ、小さい頃から障害者も健常者もないごちゃまぜの社会に生きることが、この不寛容で生きずらい社会を変えていくヒントではないか、と思ったりしています。

(第一設計室 芦口賢史)

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