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退社のご挨拶

黒田公三先生に初めてお会いした1973年の春から、45年が過ぎました。

黒田建築設計事務所では、数多くの仕事にたずさわれる場を、与えてもらいました。

2001年3月に黒田先生が亡くなられたあと、事務所運営を担ったこともありました。

この間、大勢の方々に助けてもらうと共に、多くの事を学ばせていただきました。

感謝の気持ちで一杯です。

 

昨年7月に古稀を迎えました。

70歳というのは、新しい出会いより別離の方が増えていく年代のようです。

年を取ると過去を振り返り、懐かしむ時間が長くなっていきます。

先を見据え、今をどうするかを考えるのが一番大事だと解ってはいるのですが・・・・・・・

未来のある若い世代にバトンタッチをする時のようです。

 

45年間に亘りお世話になった皆様には、本来ならば直接お伺いをして、お礼を申し上げるべきところ

なのですが、年齢を理由にしてこのようなかたちで済ます横着をどうぞお許しください。

皆様の益々のご活躍をお祈りして、㈱黒田建築設計事務所退社の挨拶とさせていただきます。

本当にありがとうございました。

   2018年3月吉日                           石田 邦夫

 

追伸;今後は、永年に亘ってわたしを育んでくれた建築を入口にして、何らかの社会貢献が出来ればと考えています。何程の事が出来るのかは判りませんが、今までと変わらぬご指導とご助言がいただければ幸いに思います。

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《いつまでも歩き続けるつもりです》

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